不安とは何か:仕組みと主な症状 不安は脳と身体の反応ですが、強すぎると生活に支障をきたします。 現代では不安を感じる人が非常に多く、不安障害(病的な不安)は世界で約3億人、人口の約4%が抱える最も一般的な心の病です。日本でも推計で1,000万人以上が不安障害を抱えており、うつ病より患者数が多いと報告されています。つまり「なんとなく不安」は誰にでも起こりうる身近な問題です。 では、なぜ不安を感じるのでしょうか?私たちが不安を感じるとき、脳の扁桃体(へんとうたい)という部位が脅威を察知し、自律神経のうち交感神 ...