
情報基準:2026年9月22日
台風25号の影響で、関東から北海道へ送るヤマト運輸の荷物に配達の遅れが出ています。食品宅配のOisixも、到着が大幅に遅れた商品の対応を案内しました。あわせて、翻訳業100社の2025年度の利益が2022年度から約7割減った新調査を取り上げ、生活や企業の仕事との関係を整理します。[1~3]
台風25号で、関東発・北海道行きの荷物に遅れ
ヤマト運輸は9月22日8時現在、関東地域から北海道へ送る荷物について、台風25号による配達の遅れが生じていると案内しています。対象は同社の全商品で、到着が遅れることを了承したうえで荷物を受け付けています。[1]
今回の案内では、届け先だけでなく、発送元も対象条件に入っています。北海道で荷物を待っている場合は、購入店や発送者がどこから送るのかによって、この案内との関係が変わります。対象経路で何日遅れるかや、遅延の解消時期は掲載されていません。[1]
関東の拠点から北海道の顧客へ発送する通販事業者などは、出荷できることと、当初の予定日に届くことを分けて案内する場面です。顧客から納期を尋ねられた際には、個々の荷物の配送状況と、配送会社が出している地域別の情報を合わせて確認すると、説明を具体化できます。[1]
食品宅配のOisixは、9月21日13時更新の案内で、配送会社の制限や遅延によって自社の商品にも影響が生じる可能性を知らせています。大幅に遅れて届いた場合は、到着時に消費期限と商品の状態を確認するよう求めています。[2]
期限が過ぎた商品や状態に不備がある商品については、Oisixのカスタマーサポートへ連絡することで、請求の取り下げなどの対応を受けられるとしています。同社はミールキット、豆腐、牛乳、野菜・果物などを確認対象として挙げています。これはOisixが自社利用者向けに示した対応です。[2]
荷物の到着を待つ人は配送状況を確認し、Oisixの商品に期限・状態の問題があった場合は同社へ連絡する。このように、配達の確認と購入商品の対応を分けると、問い合わせ先が明確になります。[1・2]
翻訳業100社の利益、2022年度から70.7%減少
東京商工リサーチが9月21日に公表した調査によると、翻訳業100社の2025年度の最終利益は合計9億200万円で、2022年度に比べて70.7%減少しました。売上高は392億5,700万円で、同じ期間に9.7%減っています。[3]
調査対象は、5期連続で業績を比較できる同じ100社です。2025年度は4月から翌年3月までの年度区分で集計されており、今回公表されたのは、その過去の決算をまとめた分析です。[3]
注目点は、売上高の縮小以上に、最終的に残る利益が減っていることです。100社合計では2023年度から3期連続の減収減益となりました。2025年度に増益だった会社も35社あり、企業ごとの結果には差があります。[3]
東京商工リサーチは、機械翻訳の進歩と普及によって、翻訳サービスの価格競争が激しくなっていると分析しています。そのうえで、専門分野や微妙な表現を扱う仕事では、人による翻訳や最終確認の役割が残ると指摘しています。AIが利益減少にどれだけ寄与したかを数値化した調査ではなく、業績の集計と同社の背景分析を組み合わせた内容です。[3]
翻訳を外注する中小企業にとっては、料金と一緒に、どこまで確認してもらえるかを見る材料になります。翻訳文の作成だけを頼むのか、専門用語の統一や原文との照合まで依頼するのかで、比較すべき作業範囲は変わります。
実務上は、作業範囲をそろえて見積もりを比較するのが出発点です。AIの利用の有無に加え、誰が何を確認した状態で納品するかを共有すると、料金に含まれる仕事が明確になります。[3]
出典
[1]ヤマト運輸「お荷物の集配および営業所の営業状況について」(2026年9月22日08:00現在)
配送状況の公式案内
[2]Oisix「台風25号接近に伴うお荷物のお届け影響について」(2026年9月21日13:00更新)
配送への影響と商品到着時の対応
[3]東京商工リサーチ・TSRデータインサイト「翻訳業が苦境、利益は3年で7割減 ~ AIと競合で破産したケースも ~」(2026年9月21日)
翻訳業100社の業績調査