
情報基準日:2026年8月13日
夜しか営業しない居酒屋の前を、昼間に通ったことはないでしょうか。
シャッターは閉まっていても、店内には客席、厨房、冷蔵庫、シンク、コンロがあります。そして、営業していない時間にも家賃や設備の維持費は発生します。
では、その昼間だけ別の事業者がカレー店を営業したらどうなるのでしょうか。
夜は居酒屋、昼はカレー店。同じ店舗を、時間帯によって別の事業者が使う。これが「間借りレストラン」を理解する最も分かりやすいイメージです。
この記事の結論
間借りレストランの本質は、単なる「安い開業方法」ではありません。店舗という資産を「場所」と「時間」に分け、使われていない時間を別の事業者が利用する仕組みです。借りる側は初期投資を抑えられる可能性があり、貸す側は空き時間を収益化できます。一方で、営業許可、衛生管理、清掃、設備、契約、事故対応、ブランドの混同といった調整コストが新たに生じます。
間借りレストランとは
間借りレストランとは一般に、すでに営業している飲食店の休業時間や空いている曜日を別の事業者が利用し、別の屋号やメニューで営業する形態を指します。
たとえば、夜だけ営業する居酒屋を昼間に借りて、ランチ専門のカレー店を営業する形です。
「間借りレストラン」や「シェアレストラン」は、食品衛生法上の正式な営業区分名ではありません。法令上は「飲食店営業」などの許可業種が定められており、必要な手続きは、営業主体、提供する食品、施設の使い方、自治体の運用によって確認する必要があります。
通常の店舗なら、物件を探し、契約し、内装や厨房を整えてから営業を始めます。間借り型では、すでに厨房や客席がある店舗の空き時間を利用できるため、物件取得や大型設備への投資を抑えられる場合があります。
ただし、「内装費ゼロ」「初期費用ゼロ」とは限りません。調理器具、食器、原材料、保管設備、看板、決済端末、保険、広告、予約システム、営業許可関係の費用などが必要になることがあります。
シェアキッチンやクラウドキッチンとの違い
似た言葉は多いですが、共有する資産や営業方法は異なります。
| 形態 | 主に利用・共有するもの | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 間借りレストラン | 既存飲食店の空き時間、厨房、客席 | 夜営業の店を昼だけ借りるなど、時間分割型が典型 |
| シェアレストラン | 店舗を曜日・時間帯で共有 | 間借り型を含む一般的な呼称として使われるほか、実在サービス名でもある |
| シェアキッチン | 複数利用者向けの共同厨房 | 最初から複数の利用者を想定して設計される施設がある |
| レンタルキッチン | 時間・日単位で借りる厨房 | 飲食営業、菓子製造、料理教室、撮影など用途が幅広い |
| ゴースト/クラウドキッチン | 調理・製造用の厨房区画 | 客席を主要機能とせず、デリバリー、テイクアウト、製造拠点として使うことが多い |
| ポップアップレストラン | 短期間だけ使う営業場所 | 数日から数週間など「期間限定」であることが特徴 |
| チャレンジショップ | 創業支援用の店舗・区画 | 商店街や自治体の創業支援、空き店舗対策と結び付くことがある |
特に重要なのは、既存店の空き時間を使う「間借り」と、複数利用者向けに最初から整備された「シェアキッチン」は同じではないことです。
埼玉県は、シェアキッチンを「複数の利用者で一つの調理場を共有する営業形態」と説明し、前の利用者が残した汚れやアレルゲンによる交差汚染、温度管理、清掃の役割分担などに注意を促しています。
なぜ間借りレストランは成り立つのか
借りる側は「所有する前に試せる」
通常の飲食店では、商品が売れるか分からない段階で、保証金、内装、厨房機器、空調、給排水、家具、看板などに大きな資金を投じることがあります。
間借りでは、条件が合えば既存設備を利用できるため、次のような項目を小さい単位で検証できます。
- どの商品が売れるか
- どの価格なら注文されるか
- 曜日や時間帯によって客数がどう変わるか
- 平均客単価はいくらか
- 調理時間とピーク時の処理能力は十分か
- リピーターが付くか
- 廃棄がどの程度発生するか
大規模投資の前に事業仮説を確かめられる点は、大きな利点です。
ただし、間借り先で人気が出たからといって、本店舗でも同じように成功するとは限りません。立地、営業時間、席数、家賃、看板、客層、競合が変われば、売上や利益の構造も変わるからです。
貸す側は「使っていない時間」を収益化できる
夜だけ営業する居酒屋でも、家賃や設備投資は昼間に止まりません。そこで昼間を別の事業者に提供すれば、これまで売上を生まなかった時間から利用料収入を得られる可能性があります。
経営上は、店舗や厨房の稼働率を上げるということです。
ただし、「空いている時間なら貸すほど得」とは限りません。貸主には次の負担が増えることがあります。
- 水道光熱費
- 厨房設備の摩耗や故障
- 冷蔵庫・倉庫の区分管理
- 清掃やゴミ処理の確認
- 鍵の管理
- 食品事故時の記録確認
- 近隣からの苦情対応
- 昼の店による夜の店へのブランド影響
貸主の採算は、単純な利用料収入ではなく、次のように見る必要があります。
間借り収入 − 追加コスト − 管理負担 − 設備摩耗 − 事故・ブランドリスク
実在サービスから見る三つの型
1.既存店と営業希望者を結ぶ「シェアレストラン」
吉野家ホールディングスグループの株式会社シェアレストランは、2020年から、飲食店の空き時間を貸したい人と、間借りで営業したい人を結ぶサービスを提供しています。
吉野家ホールディングスの資料によると、2025年5月には同サービスの累計開業実績が1,000店舗を超え、年間流通総額が1億円を超えました。
ただし、この数字は特定サービスを通じた累計実績です。日本全国の間借り飲食店数や市場規模を示す統計ではありません。公的な全国店舗数の推移も確認できていないため、本記事では「間借りレストランが全国で急増している」とは断定しません。
2.曜日・時間替わりで使う「CLOCK KITCHEN」
CLOCK KITCHENは、埼玉県内を中心に展開する曜日・時間替わりのシェアキッチンです。週1日から利用できる施設があり、飲食店営業や菓子製造業の許可を取得できる設備を用意しています。
ここで注目したいのは、同じサービス内でも施設によって営業の仕組みが異なることです。
公式サイトでは、多くの施設について利用者自身が営業許可を申請する流れを案内しています。一方、「CLOCK KITCHEN in Seagull」については、夜の飲食店オーナーの衛生管理のもとで行う間借り営業であり、利用者名義の営業許可書は取得できないと説明しています。
つまり、「シェアキッチン」「間借り」という名称だけで必要な手続きを判断することはできません。施設ごとの契約と保健所の取扱いを確認する必要があります。
3.厨房インフラを借りる「KitchenBASE」
KitchenBASEは、東京23区内と大阪市内を中心に業務用厨房区画を提供するクラウドキッチンです。公式サイトでは、最短12カ月の契約、2〜3坪程度からの厨房区画、基本厨房設備などを案内しています。
これは、客席のある居酒屋を昼だけ借りる間借り型とは異なり、厨房という生産設備をサービスとして利用するモデルに近いといえます。
三つを並べると、次の違いが見えます。
- シェアレストラン:既存飲食店の空き時間と営業希望者を結ぶ
- CLOCK KITCHEN:曜日・時間替わりの共同飲食施設を提供する
- KitchenBASE:業務用厨房区画をインフラとして提供する
同じ「店を丸ごと持たずに始められる可能性がある仕組み」でも、共有している資産は異なります。
固定費はどのように変わるのか
「間借りは固定費を変動費化できる」と説明されることがあります。しかし、すべての間借り契約が売上連動型ではありません。
料金体系には、たとえば次のような形があります。
- 時間料金
- 日額料金
- 曜日ごとの月額料金
- 固定月額料金
- 売上歩合
- 固定額と売上歩合の組み合わせ
正確には、店舗関連の大きな固定費を小さくしたり、利用時間や売上に近い費用構造へ変えたりできる可能性があると考えるべきでしょう。
NEWS DAILYの架空モデルで比較する
以下は、費用構造を理解するための架空モデルです。全国平均の家賃、間借り料金、利益率を示すものではありません。
共通条件を次のように仮定します。
- 食材費、人件費、決済費など売上連動費:売上の55%
- その他固定費:月10万円
店舗関連費だけを三つの方式に変えます。
- A:固定費型 月30万円
- B:利用日数型 2万円×月8日=16万円
- C:売上歩合型 売上の20%
| 月商 | A 固定費型 | B 利用日数型 | C 売上歩合型 |
|---|---|---|---|
| 50万円 | ▲17.5万円 | ▲3.5万円 | +2.5万円 |
| 100万円 | +5万円 | +19万円 | +15万円 |
| 200万円 | +50万円 | +64万円 | +40万円 |
※簡略利益は、売上から共通の売上連動費、店舗関連費、その他固定費を引いた値です。税金、借入返済、減価償却、事業主報酬などは含みません。
この仮定での損益分岐点は、Aが約88.9万円、Bが約57.8万円、Cが40万円です。
低売上の段階では、売上歩合型が損失を抑えやすく見えます。しかし、月商200万円では売上歩合型の場所代は40万円となり、固定費型の30万円を上回ります。
また、Bも利用日数が月15日になれば、2万円×15日で30万円となり、Aと同水準です。
ここから分かるのは、どの方式が常に得かではありません。
費用を固定するのか、利用時間に連動させるのか、売上に連動させるのかによって、低売上時と高売上時のリスク配分が変わる。
飲食店では「売上が増えること」と「利益が増えること」は同じではありません。原価、人件費、家賃、回転率の関係は、NEWS DAILYの「ラーメン市場は拡大しているのになぜ店は苦しい?」でも詳しく解説しています。
最重要――営業許可は貸主のものを当然に使えるのか
間借り営業で最も注意したいのが、営業許可です。
食品衛生法では、飲食店営業など所定の営業を行おうとする者が、営業許可を受ける仕組みになっています。
仙台市は、すでに営業許可を取得している飲食店を別の営業者が間借りして営業する場合、その営業者が新たに飲食店営業等の許可を取得する必要があると明示しています。
この仙台市の案内を全国一律の運用として一般化することはできません。一方で、少なくとも次の理解は避けるべきです。
「貸主が営業許可を持っているので、別の借主も何もせずに営業できる」
実際の手続きは、営業主体、料理や販売方法、施設の構造、契約形態、自治体の運用によって変わる可能性があります。
実務上は、次の順番が安全です。
- 提供したい料理と販売方法を決める
- 借りる施設の設備と使用範囲を確認する
- 契約前の早い段階で、営業予定地を管轄する保健所に相談する
- 必要な許可、届出、設備対応、食品衛生責任者の配置を確認する
- 必要な手続きを終えてから営業を始める
食品衛生責任者とHACCP
飲食店営業などの許可・届出対象施設では、食品衛生責任者の選任が必要です。複数の営業主体が同じ施設を使う場合に、誰がどの許可を取得し、誰を食品衛生責任者として置くかは、施設の仕組みと自治体の確認が必要です。
また、HACCPに沿った衛生管理は、2021年6月1日から原則としてすべての食品等事業者が対象です。小規模な飲食店等は、厚生労働省が確認した業界団体の手引書を利用して取り組むことができます。
間借りだからHACCPの対象外になるわけではありません。むしろ複数利用者が同じ厨房を使う場合は、次の記録と役割分担が重要になります。
- 誰が、いつ施設を利用したか
- どこを清掃したか
- 冷蔵・冷凍温度をどう管理したか
- 食材や調味料をどう区分したか
- アレルゲンを含む原材料を誰が使用したか
- 設備に異常がなかったか
契約・設備・衛生で決めておくこと
共有型店舗では、「誰が負担するか」を先に決めていないと、日常の小さな問題が大きなトラブルになりやすくなります。
| 項目 | 契約・運用で確認したいこと |
|---|---|
| 設備故障 | 所有者、修理費、通常損耗と過失の区分、営業不能期間の扱い |
| 光熱費 | 利用料込みか実費か、追加使用分をどう計測するか |
| 清掃 | 誰が、どの範囲を、何時までに清掃するか |
| ゴミ | 分別、保管、回収、費用負担を誰が担うか |
| 食材保管 | 冷蔵庫、冷凍庫、乾物、調味料をどう区分するか |
| 鍵・入退室 | 鍵の管理、複製、紛失、入退室記録をどうするか |
| 営業変更 | 貸主の臨時営業や休業日変更で使えない場合の扱い |
| 苦情・事故 | 近隣対応、顧客窓口、食中毒・異物混入時の連絡経路 |
| 保険 | 生産物賠償、施設賠償、休業損失などの補償範囲 |
| 契約終了 | 退去期限、原状回復、食材・備品の撤去、顧客への告知 |
貸す飲食店自身が物件の賃借人である場合は、元の賃貸借契約も確認が必要です。第三者利用が転貸に当たる場合、民法612条の賃貸人承諾が問題になる可能性があります。
ただし、すべての施設利用契約が当然に「転貸」と判断されるわけではありません。契約名称ではなく、利用実態、占有の範囲、権限、元契約の内容を確認する必要があります。
共有ビジネスでは、責任分界そのものがサービス設計の一部になります。
同じ住所に二つの店――場所とブランドが分かれる
間借りレストランでは、同じ住所に、時間帯の異なる二つのブランドが存在することがあります。
たとえば、昼は「ABCカレー」、夜は「居酒屋XYZ」という形です。
この場合、顧客に分かりやすく伝えるため、次の情報をそろえる必要があります。
- 店頭看板と入口表示
- 営業曜日・営業時間
- 電話番号と予約先
- SNSアカウント
- 地図・検索サービス上の案内
- メニューと決済方法
- 口コミや問い合わせの窓口
間借りは、物理的な店舗、営業時間、屋号、メニュー、SNSを組み替えられる仕組みです。その自由度が高いほど、「どの時間に、どの店が営業しているのか」を一貫して説明する必要があります。
これはNEWS DAILYによる経営分析ですが、シェア型店舗では、従来よりも不動産とブランドを切り離して設計できるようになったと考えられます。
間借り店舗は飲食店の実験場になれるか
間借り営業をテストマーケティングに使うことは可能です。ただし、単に「売れたか」だけを見るのでは十分ではありません。
本店舗への移行を考えるなら、次の数字を記録すると検証の質が高まります。
- 客数
- 客単価
- 粗利
- 曜日別・時間帯別売上
- リピート率
- 一品当たりの調理時間
- ピーク時の処理能力
- 廃棄量
- 広告やSNSからの来店数
一方、駅前の間借り店で得た数字を、住宅地の本店舗にそのまま当てはめることはできません。
間借り営業の価値は、「成功率を保証すること」ではなく、大規模投資の前に、いくつかの事業仮説を実地で確かめられることにあります。
空き店舗対策や地域活性化にも使えるのか
完全に閉まっている「空き店舗」と、夜は営業している店の「昼の空き時間」は別のものです。
ただし、地域商業では両者が接続することがあります。中小企業庁は、商店街等の区画を一定期間提供し、創業希望者を支援するチャレンジショップの事例を紹介しています。
間借りやチャレンジショップは、新規事業者が小さく営業を試す入口になり得ます。しかし、場所を安く提供するだけで地域活性化が実現するわけではありません。
飲食需要、人流、交通、人口、観光、近隣住民のニーズ、建物設備、事業者の継続力などを合わせて考える必要があります。
間借りレストランから学べる経営原則
間借りレストランは、飲食店だけの特殊な話ではありません。そこから、シェア型ビジネスに共通する経営原則が見えてきます。
資産価値は「保有」だけでなく「稼働時間」で決まる
厨房や客席を持っていても、使われていない時間には売上を生みません。資産の価値を考えるときは、何時間稼働しているかを見る必要があります。
固定費の負担方法を組み替えられる
家賃や設備費を一社だけで負担するのではなく、複数の用途や事業者で回収する考え方があります。
所有しなくてもサービスは提供できる
厨房を所有することと、料理を提供することは同じではありません。必要な時間だけ設備を利用する選択肢があります。
共有には調整コストが生まれる
固定費を減らしても、清掃、鍵、保管、衛生、契約、事故対応の調整コストが大きければ、全体として効率的とは限りません。
空き時間そのものが商品になる
間借りで取引されるのは「店」だけではありません。
店 × 火曜日の午前10時から午後3時のように、資産と時間の組み合わせが商品になります。
空き部屋、使われていない車、空席のデスク、休業中の店舗。シェア型ビジネスに共通するのは、使われていなかった資産の稼働率を高めるという経済構造です。
よくある質問
間借りレストランとは何ですか
既存の飲食店が使っていない曜日や時間帯を別の事業者が利用し、自分の屋号やメニューで営業する形態を一般に間借りレストランと呼びます。食品衛生法上の正式な業態名ではありません。
シェアキッチンとの違いは何ですか
間借りレストランは、既存飲食店の空き時間を別事業者が使う形が典型です。シェアキッチンは、最初から複数利用者による共同利用を想定して整備された厨房施設を含みます。ただし、名称だけでは実際の契約や許可の仕組みは判断できません。
貸主の営業許可をそのまま使えますか
「貸主が許可を持っているので、別の借主も当然に使える」とは考えない方が安全です。別営業者に新たな許可を求める自治体の明示例もあります。契約前に営業予定地を管轄する保健所へ相談してください。
食品衛生責任者やHACCPは必要ですか
許可・届出対象施設では食品衛生責任者の選任が必要です。また、HACCPに沿った衛生管理は原則としてすべての食品等事業者が対象です。共有施設での具体的な配置や記録方法は、施設運営者と保健所に確認する必要があります。
間借りなら安く開業できますか
物件取得や大型厨房投資を抑えられる場合はあります。ただし、利用料、食器、調理器具、原材料、保管設備、許可、保険、広告、決済などの費用は残ります。「必ず安い」とは言えません。
間借り飲食店は儲かりますか
間借りかどうかだけでは決まりません。利益は、売上から食材費、人件費、利用料、光熱費、決済費、広告費などを引いた残りです。初期投資が小さいことと、継続的に利益が出ることは別です。
間借りから実店舗へ移ることはできますか
可能です。間借り営業で商品、価格、客数、曜日、客単価などを検証し、その後に本店舗へ移る方法があります。ただし、立地や費用構造が変わるため、間借りでの成功が本店舗の成功を保証するものではありません。
まとめ――「共有すれば安くなる魔法」ではない
間借りレストランを見ると、飲食店は料理を売る場所であると同時に、厨房、客席、設備、住所、営業時間を組み合わせた資産であることが分かります。
従来型の店舗では、それらを一つの事業者がまとめて保有・賃借し、長時間占有していました。
間借りでは、その組み合わせを一度ほどきます。
場所は同じ。厨房も同じ。しかし、時間と営業者は違う。
その結果、借りる側には大規模投資の前に営業を試せる可能性が生まれ、貸す側には空き時間を収益化できる可能性が生まれます。
同時に、営業許可、食品衛生、清掃、設備、契約、事故、ブランドという新しい調整問題も生まれます。
間借りレストランの本質は、「共有すれば安くなる魔法」ではありません。
所有による固定費と、共有によって生じる調整コストを比較し、店舗の稼働率を高める仕組みです。
次に昼間閉まっている飲食店を見かけたら、シャッターだけでなく、その奥にある厨房、客席、冷蔵庫、家賃、そして「使われていない数時間」を想像してみてください。
その時間にも、経済的な価値が眠っています。
注意
本記事は一般的な制度・経営情報を整理したもので、個別案件の営業許可、食品衛生、契約、法的責任についての判断を代替するものではありません。営業予定地を管轄する保健所、物件所有者、必要に応じて専門家へ確認してください。
主な参考資料
- 食品衛生法|e-Gov法令検索
- 食品衛生法施行令|e-Gov法令検索
- 飲食店などの営業を始める前に|仙台市
- HACCP(ハサップ)|厚生労働省
- シェアキッチンを利用される方へ|埼玉県
- 食品衛生責任者について|横浜市
- 未来に向けた活動|吉野家ホールディングス
- サステナビリティマネジメント資料|吉野家ホールディングス
- CLOCK KITCHEN公式サイト
- CLOCK KITCHEN ご利用までの流れ
- CLOCK KITCHEN よくある質問
- KitchenBASE公式サイト
- シェアリングエコノミーの認知度と活用に向けた課題|中小企業庁
- 出店・起業支援をする|中小企業庁
- 民法|e-Gov法令検索
「空いている店」を別の店が使う?間借りレストランに学ぶシェア型店舗の仕組み
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