広告 ライフ・社会

台風が来る前にやること|3日前・前日・直前の防災チェックリスト【2026年版】

いま危険が迫っている方へ

この記事はリアルタイムの避難情報ではありません。気象庁の台風情報気象庁の防災情報、お住まいの市区町村の避難情報、防災行政無線等を確認してください。すでに暴風や冠水で屋外移動が危険なら、遠い避難所へ無理に向かわず、災害の種類と建物の状況に応じ、その時点で可能な最善の安全確保を判断します。命の危険や救助・救急が必要な場合は119番等を利用してください。

情報基準日:2026年8月28日(日本標準時)

台風が来る前にやることは、上陸時刻を待つことではありません。まず自分の地域で雨・風・高潮などが強まり始める時刻を調べ、その時刻より前に屋外作業と必要な移動を終えます。

30秒で要点をまとめると、次のとおりです。

  • 3日前の目安:地域の悪化時刻、自宅の危険、予定、避難先、支援者、不足品を確認します。
  • 2日前~前日:ベランダ・庭・排水口・窓・車や家財など、外で行う準備を安全なうちに終えます。
  • 当日・雨風が強まる前:屋外作業は終了。充電、LEDライト、薬、靴、持出品を手元へ置きます。避難に時間がかかる人は「直前」まで待ちません。
  • 危険が迫った後:残った準備より安全確保を優先し、レベル5を避難開始の合図にしません。

「3日前・前日・直前」は公式の固定期限ではなく、行動を整理する目安です。台風本体より先に前線や湿った空気で大雨が始まることもあるため、予報、地形、日没、交通、家族の避難時間に応じて前倒ししてください。

台風が来る前にやること|3日前・前日・直前の結論

3日前は時間のかかる調整を始め、前日までに屋外作業と必要な移動を終えます。当日は外へ出る準備ではなく、情報確認と安全確保へ切り替える段階です。

時期最優先行動余裕があればここからはしない
3日前(72~48時間前の目安)悪化時刻、ハザード、避難先、予定、支援、薬・不足品を確認雨戸、排水口、屋外用品を点検進路が確定したと思わない。買い占めない
2日前~前日(48~24時間前の目安)屋外物の収納、排水清掃、窓、車・家財の移動を完了重要品を高所へ。保冷剤を凍らせる高所作業。悪化後の車移動
当日・雨風が強まる前屋外作業を終え、充電、照明、薬、靴、持出品を手元へ食事や入浴を早めに済ませる買い物、ベランダ作業、川・海・側溝の確認
すでに屋外移動が危険可能な最善の安全確保。必要なら119番等安全なら居場所を家族へ伝える冠水路・アンダーパスへ進入。遠い避難所に固執

表の「当日」は、最後まで外で作業できる時間ではありません。雨や風が予想より早く強まったら、その時点で残った作業を打ち切ります。

「3日前・前日・直前」は地域の雨風から逆算する

準備の締切は「上陸予定時刻」ではなく、自分の市町村で雨・風・高潮等が強まり始める予想時刻です。台風の速度や前線の位置は変わるため、情報は一度見て終わりにせず更新ごとに確認します。

気象庁の台風情報の解説によると、予報円は予報時刻に台風の中心が70%の確率で入る範囲です。台風の大きさや暴風域そのものではなく、中心線どおりに進む保証もありません。予報円とあわせて、暴風警戒域、暴風域に入る確率、地域の気象解説情報を確認してください。

「温帯低気圧へ変わる予報」も、危険がなくなるという意味ではありません。暴風、大雨、高波等が続くことがあるため、名称ではなく地域の最新情報で判断します。

時期ごとに見る公式情報

情報いつ見るか確認すること家庭の行動
早期注意情報3~5日前警報級の大雨・風・波・高潮等の可能性予定変更、支援連絡、準備開始
台風情報5日前から随時進路、暴風警戒域、暴風域に入る確率地域の悪化時刻から逆算
時系列情報前日~当日市町村の雨・風・高潮等の見通し屋外作業・避難の期限を前倒し
自治体情報・キキクル接近期避難情報、危険度、河川水位、現地状況準備をやめ、必要な避難へ切替

早期注意情報は5日先までを[高][中]で示します。大雨・土砂災害・高潮の[高][中]は警戒レベル1相当ですが、風・波まで一律にレベル1相当ではありません。[中]は直ちに避難する意味ではなく、表示がないことも「警報にならない」保証ではありません。

2026年5月に始まった時系列情報は、市町村で警報等が見込まれる時間帯を3時間単位で示し、原則5時、11時、17時、23時に更新されます。前日~当日に、自分の地域の悪化時刻を具体化するために使います。

台風の3日前にやること|予定・避難・不足品を整える

3日前の目安は、予定変更や支援調整など、時間がかかることに着手する段階です。まだ進路は変わり得ますが、「確定するまで待つ」のではなく、外れても無駄になりにくい準備から始めます。

自宅と避難経路の危険を災害別に見る

ハザードマップポータルサイトと市区町村のハザードマップで、洪水、内水氾濫、土砂災害、高潮・高波を別々に確認します。地図に色がない場所も安全を保証するものではありません。自宅だけでなく、経路上の川、崖、低地、地下道、アンダーパスも見てください。

危険主な影響避難条件の考え方避ける行動
暴風飛来物、窓破損、転倒、交通停止暴風が始まる前に移動を完了。窓から離れた場所へ接近後のベランダ・屋根作業
内水・河川氾濫道路冠水、地下浸水、家屋浸水浸水想定、河川情報、経路冠水より前に移動冠水路・アンダーパスへ進入
土砂災害崖崩れ、土石流、地滑り区域外への立退き避難を早めに計画崖沿いを通る、崖を見に行く
高潮・高波沿岸浸水、海岸・港の高波暴風・浸水前に海岸から離れた安全な場所へ海や防波堤を確認しに行く

避難は指定避難所へ行くことだけではありません。災害種別に適した指定緊急避難場所、安全な親戚・知人宅、受入条件を確認した宿泊施設などへの立退き避難、条件を満たす在宅避難・屋内安全確保があります。指定緊急避難場所は、洪水、土砂、高潮など災害種別ごとの適否を必ず確認します。

内閣府の2026年3月版ガイドラインでは、洪水・高潮で計画的な屋内安全確保を選ぶ条件として、少なくとも家屋倒壊等氾濫想定区域ではないこと、浸水しない居室があること、停電・断水・トイレ停止や薬の不足に耐えられることを挙げています。土砂災害は区域外への立退き避難が原則です。

予定と連絡を先に動かす

通勤、通学、通院、介護、配送、旅行は、地域の悪化時刻より前に終えられるか確認します。学校・保育施設の引渡し、支援者の到着、公共交通の計画運休も見込み、家族が別々の場所にいる場合の行動と連絡方法を決めてください。

高齢者、障害のある人、妊産婦、乳幼児連れ、医療機器利用者などは、支援者、移動手段、受入先の調整に時間がかかります。レベル3だけを待つのではなく、家族の個別条件に達したら前倒しします。

買い足しは「不足分」だけを優先する

長い買い物リストを作るより、今ある物との差分を見ます。優先順は、①飲料水と加熱不要でも食べられる食品、②災害用トイレ、③LEDライト・乾電池・充電手段、④常用薬と個別の衛生用品、⑤乳幼児・医療・アレルギー・ペットなど代替しにくい用品です。

危険な風雨が始まってから買い物へ出ず、買い占めもしません。高額なポータブル電源は全家庭の必需品ではありません。使う家庭は取扱説明書に従い、水濡れ、衝撃、異常発熱、リコール情報を確認します。

台風の2日前~前日にやること|屋外作業と移動を終える

2日前~前日は、外でなければできない作業を安全なうちに終える段階です。「前日だからまだできる」ではなく、時系列情報で自分の地域の悪化が早まっていないかを確認してから着手します。

ベランダ、庭、玄関周りの植木鉢、物干し竿、ごみ箱、サンダル、掃除・園芸用品、自転車などは、屋内へ移すか適切に固定します。集合住宅では隔て板、避難ハッチ、通路、排水口をふさがず、管理規約に従ってください。

落ち葉やごみの除去は、地上から安全にできる排水口・側溝に限ります。屋根、雨どい、アンテナ、太陽光設備など、高所・電気設備の作業は接近期に行わず、平常時に所有者、管理会社、専門業者へ相談します。気象庁も、家の外の備えを大雨・強風の前に行うよう案内しています。

浸水のおそれがある家庭は、薬、重要書類、電子機器などを無理なく高い場所へ移します。地下・低地にある車は、安全な移動先と経路が確保できる場合だけ、雨風と道路冠水の前に移動してください。車を守るために避難を遅らせません。

台風の当日・直前にやること|外へ出ず安全確保へ切り替える

この記事でいう「直前」は、まだ安全に外作業ができる最後の時間帯ではなく、地域で雨・風が強まる前の段階です。当日は屋外作業が終わっている状態を目標にし、情報、充電、照明、薬、避難行動を優先します。

  • 窓、雨戸、シャッターを閉めて施錠し、カーテンやブラインドも閉め、窓から離れます。
  • スマートフォン、モバイルバッテリー、充電式照明を充電し、LEDライト、靴、薬、補助具、持出品を手元へ置きます。
  • 自治体通知、気象庁、防災行政無線、ラジオなど、確認する情報源を家族で共有します。
  • 冷蔵庫・冷凍庫の開閉を減らし、停電時に電熱器具をどうするか確認します。
  • ペットは風雨前に屋内へ入れ、リード・ハーネス、キャリー、薬をすぐ使える位置へ置きます。

危険な場所にいて避難に時間がかかる人は、この段階を標準の避難開始時点にしません。まだ避難できておらず経路が安全なら、準備を打ち切って速やかに安全な場所へ移動します。すでに移動が危険なら、遠い避難所に固執せず、その時点で可能な最善の安全確保へ切り替えます。

台風接近時の避難判断|2026年の情報をどう見る?

市区町村が発令する避難情報と、気象庁・国土交通省・都道府県等が発表する警戒レベル相当の防災気象情報は別物です。数字が同じでも、発表主体と役割を混同しないでください。

2026年5月29日から、河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮の防災気象情報は、対応するレベルの数字を付けた名称へ変わりました。気象庁「防災気象情報の改善について」で現行名称を確認できます。

段階自治体が発令主な警戒レベル相当情報危険な場所にいる家庭の行動
レベル3高齢者等避難レベル3大雨警報、レベル3土砂災害警報、レベル3高潮警報、河川名を付したレベル3氾濫警報避難に時間がかかる人と支援者は避難。ほかの人も準備・自主避難を判断
レベル4避難指示レベル4大雨危険警報、レベル4土砂災害危険警報、レベル4高潮危険警報、河川名を付したレベル4氾濫危険警報危険な場所にいる人は全員避難
レベル5緊急安全確保レベル5大雨特別警報、レベル5土砂災害特別警報、レベル5高潮特別警報、河川名を付したレベル5氾濫特別警報すでに災害発生・切迫。可能な最善の安全確保。発令を待たない

洪水予報河川のレベル5氾濫特別警報は、レベル5氾濫発生情報と一体的に発表されます。水位周知河川では、河川管理者が対象河川について発表するレベル3氾濫警戒情報、レベル4氾濫危険情報、レベル5氾濫発生情報等も継続しているため、自宅に関係する河川名で確認します。

洪水予報河川以外の河川の氾濫や内水氾濫は、市町村単位の大雨情報だけで一律に判断せず、大雨キキクル、必要に応じて浸水キキクル・洪水キキクル、河川水位、自治体情報を組み合わせます。

レベル3の「高齢者等」には、高齢者だけでなく、障害のある人、妊産婦、乳幼児連れ、独力で避難しにくい人と支援者も含まれます。夜に悪化するなら明るいうちに、暴風が予想されるなら暴風が始まる前に避難を終えます。

自治体の発令がまだなくても、キキクル川の防災情報、周囲の状況から早めに判断します。洪水予報河川、水位周知河川、それ以外の河川では使える情報が異なるため、対象河川名と自治体案内を確認してください。

強風注意報、暴風警報・暴風特別警報、波浪注意報・警報は現行情報ですが、警戒レベル相当情報ではありません。暴風警報を「レベル3相当」などと読み替えず、暴風が始まる前に移動を終える判断へ使います。

家の外・窓・ベランダ・排水口の台風対策

住まいの対策は、賃貸でもできる収納・施錠・配置変更と、所有者や専門家へ相談する点検・施工を分けます。接近してから修理を始めず、建物・製品・管理規約の条件を優先してください。

住居・条件追加確認安全なうちに行うこと打切り条件
戸建て屋根、外壁、雨戸、物置、排水、浸水想定地上から収納・固定・清掃雨・風の強まり前。高所作業はしない
集合住宅エレベーター、給水ポンプ、排水制限、避難階段ベランダ収納、隔て板・避難ハッチ・排水口を確保雨風後はベランダへ出ない
低地・地下浸水深、継続時間、地下空間、経路車、薬、重要品を安全なら早期移動道路に水が出たら移動しない
河川・沿岸河川水位、高潮、災害別の避難先暴風・浸水前に立退き川・海を見に行かない
崖周辺区域、崖との位置、区域外への経路立退き避難を前倒し経路悪化前に移動完了

窓対策は「割れない保証」にしない

雨戸・シャッターがあれば閉めて施錠します。飛散防止フィルムは対応するガラスか確認し、製品説明に従って平常時に施工します。接近時はカーテンやブラインドを閉め、窓から離れた部屋で過ごします。

テープはガラス自体を強くしたり、割れなくしたりする対策ではありません。貼っても破損を防げる保証はなく、製品、貼り方、ガラスの種類で結果が異なります。テープだけに頼らず、雨戸・シャッター、適切なフィルム、室内での距離確保を優先してください。

土のう・止水板・水のうは補助策

土のう、止水板、水のうは浸水を軽減する補助手段で、完全防水を保証しません。建物、製品、設置方法で性能が異なるため、説明書や自治体・管理会社の案内に従い、危険になる前に設置します。設置のために避難を遅らせてはいけません。

停電・断水・食事・トイレへ備える

停電・断水への備えでは、水と食料だけでなく、照明、充電、トイレ、常用薬を優先します。火を使わず食べられる食品も用意しておくと、暴風雨時に無理な調理をせずに済みます。

停電と復電時の安全

標準照明はLEDライト等とし、火災を招くおそれがあるろうそくを安易に使いません。停電したら、電気ストーブや電気こんろなどの電熱器具、不意に動く機器のスイッチを切り、プラグを抜きます。

避難まで時間的な余裕があり、分電盤の周囲が乾いていて安全に操作できる場合は、主幹ブレーカーを切ります。浸水している、手や床がぬれている、分電盤に損傷がある場合は触れません。

復電後は、コード、家電、配線に水濡れ、泥、破損、焦げ、異臭がないか確認します。浸水・破損した電気設備や家電へ自己判断で通電せず、電力会社、管理会社、電気工事業者、メーカーへ相談してください。NITEの通電火災に関する注意資料でも、避難時の電源遮断と浸水機器へ通電しないことが案内されています。

発電機・炭・カセットこんろの事故を防ぐ

携帯発電機は、屋内、車内、テント、物置、倉庫、閉鎖・半閉鎖された車庫では絶対に使用しません。一酸化炭素中毒のおそれがあります。屋外でも、排気が窓・扉・換気口から建物内へ入らない風通しのよい場所で、雨水を避け、取扱説明書に従います。その条件を確保できない暴風雨時は使いません。炭、練炭、七輪も閉鎖・半閉鎖空間で使用しないでください。

カセットこんろは2台以上並べず、ボンベ部分を覆う大きな調理器具を載せません。車内・テント内等の狭い場所では使わず、室内では説明書に従って換気します。ボンベの期限、さび、変形、ガス漏れを確認して正しく装着し、異音やガス臭があれば点火せず、火気を遠ざけ、使用を中止して換気します。使用後は取り外し、直射日光や火気を避け、40℃未満の場所で製品表示に従って保管します。NITEの2025年の製品事故注意喚起消費者庁の注意事項を確認してください。

浴槽水・トイレ・食品は条件を分ける

浴槽にためた水は生活用水であり、飲料水ではありません。乳幼児のいる家庭では消費者庁が浴槽の水を抜くよう勧めているため、溺水防止を優先し、浴室へ入れない確実な対策ができない場合は、ふた付き容器など別の方法で生活用水を確保します。ペットも浴室へ入れないようにします。

大雨時に排水の不良、ゴボゴボ音、逆流のおそれがある場合や、下水道・建物排水設備の損傷、集合住宅の排水制限が疑われる場合は、水洗トイレへ大量の水を流しません。自治体・管理会社の案内を確認し、災害用トイレを使います。

停電中は冷蔵庫・冷凍庫の扉の開閉を減らします。ただし「停電後何時間なら必ず安全」とは判断できません。保存温度を保てなかった要冷蔵・冷凍食品、浸水した食品、温度を確認できない食品は、においや味見だけで判断せず、食品表示と自治体・保健所の案内に従い、不安があれば廃棄します。厚生労働省の家庭での食中毒予防情報も参考にしてください。

住まいと家族構成で追加する準備

避難や停電への余裕時間は、年齢、障害、妊娠、持病、医療機器、言語、ペットの有無で変わります。一般家庭の時刻に合わせるのではなく、支援者の到着や受入先の調整時間まで含めて前倒ししてください。

対象前日までに決める・そろえること直前に手元へ前倒しする条件
乳幼児・子ども引渡し、ミルク・食事、おむつ、抱っこひも、母子健康手帳飲食物、おむつ、着替え、薬迎え、複数児、日没、抱えての移動
高齢者支援者、移動手段、薬、眼鏡、補聴器、杖・介護用品薬、お薬手帳、補助具、連絡先歩行・判断・階段に時間、介助が必要
障害のある人介助者、バリアフリー経路、情報手段、補装具・電源支援カード、補装具、予備電源独力移動が難しい、輸送手段が限定
妊産婦産科、受診・移送、母子健康手帳、衛生用品薬、飲料、母子健康手帳体調、妊娠後期、長距離・階段移動
持病・アレルギー薬、処方・アレルギー情報、緊急薬、個別対応食薬、お薬手帳、対応食代替困難、通院・配送停止、病状悪化のおそれ
医療機器稼働時間、承認済み予備電源、連絡先、移送先機器、電池、消耗品、医療情報停電見込みが稼働時間超、受入調整が必要
月経・排泄・ストーマ普段の個別用品、型・サイズ、皮膚ケア、廃棄・交換場所個別用品、手袋、清拭・密閉袋トイレ・水・ケア場所が限られる
日本語情報に不安多言語通知、支援者、住所・避難先のメモ翻訳手段、充電端末、医療情報翻訳・交通・支援者へ依存
ペット受入条件、一時預け先、ケージ慣れ、餌・水・薬、迷子対策キャリー、リード、薬、排泄用品多頭・大型・老齢、受入先が遠い

人工呼吸器、酸素濃縮器、吸引器等は、機器ごとの電池稼働時間、承認された予備電源、消耗品、停電時の連絡先、移送先を主治医、訪問看護、機器事業者と事前に決めます。家庭用発電機や蓄電池を自己流で接続しません。

ペットの「同行避難」は、飼い主がペットと一緒に安全な場所まで避難する行動です。避難所で人とペットが同じ空間で暮らせる保証ではありません。環境省「ペットの災害対策」を参考に、自治体・避難所ごとの受入可否、飼養場所、ケージ、餌、水、薬、トイレ用品、迷子札・マイクロチップ、一時預け先を確認してください。

すでに危険な時と台風通過後にしてはいけないこと

暴風、冠水、土砂災害の危険が高まった後は、準備ではなく命を守る行動へ切り替えます。全国一律の正解はなく、洪水・高潮と土砂災害では安全な場所が異なるため、災害の種類、建物の構造、浸水想定、自治体の案内を優先してください。

すでに屋外移動が危険な時

  • 遠い避難所へ固執せず、その時点で可能な最善の安全確保を判断します。
  • 冠水路、アンダーパス、地下道、川、海、崖、用水路、側溝へ近づきません。
  • 車で水の中を突破しません。「この水深なら通れる」という目安はありません。国土交通省も冠水路への進入を避けるよう案内しています。
  • 全国一律に「2階へ上がれば安全」と判断しません。洪水・高潮、土砂災害、建物条件で適切な場所は異なります。

通過後・雨がやんだ後

台風通過や雨の停止を危険解除とみなしません。上流の雨で河川が遅れて増水することがあり、土砂災害や高波の危険も続きます。避難情報、防災気象情報、河川水位、通行止めを確認してから帰宅・外出します。

倒木、垂れ下がった電線、切れた電線には近づかず、電線が触れた樹木、フェンス、看板、車にも触りません。周囲の人も近づけず、地域の送配電事業者へ連絡し、火災や救助など緊急性があれば119番等へ連絡します。自分で枝や電線を動かさないでください。

川、海、側溝、崖、屋根、雨どい、アンテナ、太陽光設備をすぐに見に行きません。浸水した車は再始動せず、浸水・破損・焦げ・異臭のある電気設備や家電にも通電しません。安全を確認してから写真・動画で被害を記録し、保険会社、自治体、管理会社へ連絡します。詳しい復旧手順は、家が浸水した後の安全確認と片付けの順番で確認できます。

印刷・保存用|台風が来る前のチェックリスト

完了期限は目安です。地域で雨・風が強まる時刻が早い場合は前倒しし、屋外作業は必ず雨・風が強まる前に終えてください。

チェック行動完了期限の目安
洪水・内水・土砂・高潮を別々に確認した平常時~3日前
川・崖・低地・地下道・アンダーパスを含む経路を確認した平常時~3日前
災害種別に適した避難先と、屋内安全確保の可否を確認した平常時~3日前
台風情報と早期注意情報を確認した3日前から更新ごと
地域で雨・風・高潮が強まる時刻を確認した3日前から随時
気象庁、自治体、防災行政無線、ラジオ等の情報源を絞った3日前
家族の連絡方法と別行動時の行動を決めた3日前
要配慮者の支援者、移動手段、開始条件を確認した3日前以前
通勤・通学・通院・介護・旅行等を変更した3日前~前日
水、調理不要食、トイレ、LEDライト等の不足分だけ補った3日前~前日
薬、お薬手帳、医療・衛生・乳幼児用品を確認した3日前~前日
医療機器の稼働時間、予備電源、連絡先、移送先を確認した平常時~3日前
ペットの受入条件、預け先、キャリー、餌・水・薬を確認した平常時~3日前
車や家財の安全な移動先・経路を決めた3日前
植木鉢、物干し竿、園芸用品等を収納した前日まで・雨風前
自転車、ごみ箱、庭用品等を収納・固定した前日まで・雨風前
隔て板、避難ハッチ、排水口をふさいでいない前日まで
地上から安全にできる排水口・側溝を清掃した前日まで・雨風前
雨戸・シャッターと窓の施錠を確認した前日まで
窓から離れて過ごせる場所を確保した前日まで
重要書類、薬、電子機器を無理なく高い場所へ移した前日まで
必要な車の移動を安全なうちに終えた前日まで・雨風前
スマートフォン、バッテリー、照明を充電した前日~当日
水、食事、トイレ、ライト、靴、薬、持出品を手元へ置いた前日~雨風前
雨風前に屋外作業を終え、避難条件に達したら準備を打ち切る雨風前・レベル5を待たない

台風が来る前の準備に関するよくある質問

台風が来る前に、まず何をすればよいですか?

まず、自分の地域で雨・風・高潮が強まり始める時刻と、自宅・避難経路の災害リスクを確認します。そのうえで、屋外作業の終了時刻と、家族が避難を始める条件を決めてください。

上陸時刻を準備期限にすると、前線等による先行降雨へ間に合わない場合があります。

台風の3日前には何をするべきですか?

予定、避難先、支援者、不足品を確認し、時間のかかる調整を始めます。台風情報や早期注意情報を更新ごとに確認し、通院・介護・旅行等を前倒ししてください。

予報円は台風の中心が70%の確率で入る範囲で、台風の大きさや確定進路ではありません。

台風の前日にやることは何ですか?

ベランダや庭の片付け、排水口の清掃、必要な車・家財の移動など、屋外の準備を雨風が強まる前に終えます。その後、充電、照明、飲料水、食事、トイレ、薬を整えます。

前日でも予想より早く悪化していれば、残った屋外作業を中止します。

台風前の買い物では、最低限何を優先すればよいですか?

既存在庫との差分を見て、飲料水と調理不要の食品、災害用トイレ、LED照明・乾電池・充電手段、常用薬・個別用品を優先します。乳幼児、アレルギー、医療、ペット用品など、代替しにくい物は早めに確認してください。

危険な風雨が始まってからの買い物や買い占めは避けます。

台風の直前でも買い物やベランダの片付けをしてよいですか?

雨や風が強まり始めているなら、買い物や屋外作業は中止します。「直前」は最後まで外で作業できる時間ではありません。

窓から離れる、情報を確認する、必要なら安全な場所へ移動することを優先します。

台風の窓対策でテープを貼れば割れませんか?

いいえ。テープだけで窓が割れなくなるとはいえず、安全を保証できません。雨戸・シャッターを閉めて施錠し、平常時に適切な飛散防止フィルムを検討し、カーテン等を閉めて窓から離れることを優先します。

ガラスの種類や製品ごとに条件が異なるため、管理会社やメーカーの説明に従ってください。

浴槽に水をためたほうがよいですか?

設備と家族の安全条件が許せば生活用水として備えられますが、飲料水とは別です。乳幼児の溺水防止を優先し、ペットも浴室へ入れないようにしてください。

排水設備の損傷・逆流や集合住宅の排水制限が疑われるときは、自治体・管理会社の確認前に水洗トイレへ大量に流しません。

車を高い場所へ移動するのはいつですか?

安全な移動先と経路を確認できる場合だけ、雨風や道路冠水が始まる前に移します。車を守るために避難を遅らせてはいけません。

水深や道路端が分からない道路、冠水路、アンダーパスには進入しません。

台風の時はいつ避難しますか?警戒レベル3・4・5では何をしますか?

家族ごとの開始条件を基本に、危険な場所にいる要配慮者と支援者はレベル3「高齢者等避難」で、危険な場所にいる人はレベル4「避難指示」までに避難します。レベル5「緊急安全確保」はすでに災害が発生・切迫した段階で、必ず発令されるとは限らないため待ちません。

自治体の避難情報と、気象庁等が発表するレベル3・4相当情報は別です。自治体の発令前でもキキクル、河川水位、周囲の状況から早めに判断します。

マンションなら在宅避難でよいですか?

マンションだから一律に在宅避難でよいとはいえません。洪水・高潮で屋内安全確保を選ぶには、家屋倒壊等氾濫想定区域ではない、浸水しない居室がある、停電・断水・トイレ停止等を許容できる、といった条件の確認が必要です。

土砂災害リスクがある場所は立退き避難が原則です。上層階でも停電、断水、エレベーター停止、孤立に備えてください。

高齢者、乳幼児、持病のある人、ペットがいる家庭は何を前倒ししますか?

支援者との連絡、移動手段、避難先の受入条件、薬・医療機器の電源、乳幼児用品、ペットのキャリー等を3日前以前から確認します。夜間、交通停止、経路悪化、支援者の到着時間を考え、個別条件に達したらレベル3より前でも動きます。

ペット同行避難は避難所での同室生活を保証しないため、自治体の受入条件も確認します。

台風が通過したら、すぐ外を確認してよいですか?

いいえ。雨がやんでも河川の増水、土砂災害、高波、倒木、切れた電線等の危険が残るため、避難情報や通行止めを確認するまで外へ出ないでください。

川・海・崖・屋根を見に行かず、切れた電線や電線が触れた物にも近づきません。浸水した車は再始動せず、浸水・破損した家電や電気設備にも通電しません。

まとめ|前日までに外の準備を終え、危険前に行動を切り替える

台風が来る前に最初にすることは、地域で雨・風・高潮が強まり始める時刻を調べることです。3日前に予定・避難・支援を整え、2日前~前日に屋外作業と必要な移動を終え、当日は充電・照明・薬・情報を手元へ置きます。

すべてを完璧にそろえる必要はありません。まず、気象庁と自治体の情報を開き、「屋外作業を終える時刻」と「家族が避難を始める条件」を一つずつ決めてください。危険が迫ったら準備を打ち切り、レベル5を待たず安全確保へ切り替えます。

主要参考資料

ライフ・社会

2026/8/29

防災対策は何から始める?家庭の備えと台風・豪雨・地震チェックリスト【2026年版】

いま災害の危険が迫っている方へこの記事はリアルタイムの避難情報ではありません。気象庁の防災情報、市区町村の避難情報、防災行政無線などを確認してください。すでに冠水や暴風で屋外移動が危険なら、無理に遠い避難所を目指さず、その時点で可能な最善の安全確保を判断します。命の危険や救助・救急が必要な場合は119番を利用してください。 情報基準日:2026年8月28日執筆:NEWS DAILY編集部 家庭の防災対策は、防災グッズを一度に買いそろえることから始める必要はありません。最初に自宅と生活圏の危険を知り、災害ご …

ライフ・社会

2026/8/24

家が浸水したら最初に何をする?写真・片付け・乾燥・消毒・保険の順番

家が浸水すると、気が動転して何から始めればよいか分からなくなるのは自然なことです。筆者も自宅の浸水を経験し、同じ状態になりました。最初に優先するのは掃除ではなく、安全確認と被害記録です。本記事では、清掃・乾燥・消毒・手続きの順番を、筆者の体験と公的資料を分けて整理します。 家が浸水したら、今すぐ確認する4つ 危険なら戻らない:水が残る、建物が傾く、電線が切れているなどの危険があれば、家へ入らない。 電気・家電を使わない:浸水した分電盤、コンセント、電気設備、家電に触れず、電源を入れない。 水没車のエンジン …

-ライフ・社会
-, , , ,