
情報基準:2026年9月15日
厚生労働省が9月14日に公表した「国保逃れ」の調査では、8月末までに1万1,610人が社会保険の加入資格を失っていました。同省は、働く実態に疑いがある加入の判断も明確化しています。江崎グリコの飲料回収と合わせ、個人事業主や購入者が確認したい対象と対応を整理します。[1・2・3]
厚労省が「国保逃れ」調査を報告、短時間勤務の加入判断も明確化
厚生労働省は9月14日、いわゆる「社会保険料削減ビジネス」を巡る調査状況を公表しました。8月31日時点で調査した事業所は45社。このうち38社が指導を受けて対象者全員の資格喪失届を提出し、調査による指導で資格を失った人は計1万1,610人でした。残る事業所は調査が続いています。[1]
調査の対象は、本来、国民健康保険・国民年金が適用される個人事業主などから会費を集め、法人の役員に就かせる仕組みです。実際にその法人で働く関係がないまま、会社員などが入る健康保険・厚生年金へ加入させる点が問題となっています。厚労省は3月18日付の通知で、役員の加入資格について扱いを明確にしていました。[1]
今回、新たに示されたのは調査の集計結果と、役員以外の従業員についての判断です。調査では、極端に短い時間だけ働く従業員として加入させる事例なども確認され、厚労省は9月14日付で新たな通知を出しました。[1・2]
新通知が主に想定するのは、個人事業主らを勤務時間の短い正規型の従業員として雇い、本人から会費を徴収するなど、加入の適切さに疑いがあるケースです。判断の軸は、仕事の対価として継続的に報酬を受けているか、継続的に労務を提供する実態があるか、という二つです。[2]
この二つをともに欠く場合は、原則として加入資格がないものとして扱います。片方に問題がある場合も、勤務日数、時間、仕事内容などを踏まえて個別に判断します。例えば、受け取る報酬を上回る会費を払っている、活動が自分の勉強や形式的な報告だけにとどまる、といった点が確認の対象です。[2]
こうしたサービスの利用者や、導入を検討している個人事業主が確かめたいのは、実際の仕事内容とお金の流れです。会費・報酬の明細、法人から受けた仕事の指示、勤務の記録を照らし合わせることが、今回の通知に沿った確認の出発点になります。[2]
グリコ「アーモンド効果PROTEIN」2商品、対象ロットを自主回収
江崎グリコは9月14日、「アーモンド効果PROTEIN」の2商品の一部を自主回収すると発表しました。対象は計10万4,030本で、全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、通販などで販売されています。[3・4]
対象となる商品名と表示は次のとおりです。
| 商品名 | 内容量 |
|---|---|
| アーモンド効果PROTEIN ナッツミックス | 250g |
| アーモンド効果PROTEIN ナッツミックス砂糖不使用 | 250g |
いずれも、賞味期限が「2027年4月22日」で、ロット記号に「PKP」が含まれる商品が対象です。賞味期限とロット記号はパッケージ上部に印字されています。商品名だけでなく、この二つの表示を合わせて確認します。[4]
同社によると、製造過程で混入した細菌が増殖して酸を生じ、一部商品の風味が劣化しました。健康への影響はないと同社は判断していますが、品質に万全を期すため、該当する製造日の商品を回収します。[3]
対象商品が手元にある人は、公式の回収案内に掲載された受付フォームから申し込めます。商品を引き取った後、商品代金相当のQUOカードが送られる仕組みです。[4]
問い合わせ先は「アーモンド効果 商品回収係」の0120-747-288。受付時間は平日9時〜17時で、土日・祝日は休みですが、9月19日(土)と20日(日)は受け付けます。[4]
出典
[1]厚生労働省『いわゆる社会保険料削減ビジネスを行っていると疑われる事業所に対する事業所調査の状況について(報告)』第85回社会保障審議会年金事業管理部会・資料4(2026年9月14日)
[2]厚生労働省『勤務時間が短い正規型の労働者として事業所に使用されている個人事業主等に係る被保険者資格の取扱いについて』(2026年9月14日)
[3]江崎グリコ『商品回収に関するお詫びとお知らせ』(2026年9月14日)
[4]江崎グリコ『商品回収に関するお詫びとお知らせ・詳細資料』(2026年9月14日)
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