
情報基準:2026年10月6日
「焼肉きんぐ」の公式アプリで、1,078万件を超える会員情報の漏えいが公表されました。利用者には、漏れた情報の範囲と偽メールへの対応を確認してほしいニュースです。国内企業の9月の景況感は横ばいとなり、米国のサービス業では活動の拡大が続く一方、仕入れコストの圧力が強まりました。[1・2・3]物語
焼肉きんぐ、公式アプリの会員情報1,078万件超が漏えい
物語コーポレーションは10月5日、「焼肉きんぐ」の公式アプリで1,078万8,963件の会員情報が漏えいしたと発表しました。漏れたのは、会員番号、氏名として登録した名前、メールアドレス、電話番号です。[1]物語
同社によると、10月2日に会員管理システムへの不正アクセスを確認し、通信遮断などを実施しました。翌3日に情報の漏えいが判明し、5日に公表しています。原因や侵入経路の詳細は調査中です。[1]物語
ログインパスワード、生年月日、性別、郵便番号、ポイントを含む店舗利用履歴は漏れていないと説明しています。クレジットカードなどの決済情報は、同社では保有していません。アプリは防御措置を講じたうえで提供を続けています。[1]物語
利用者が警戒したいのは、漏れた連絡先を使った、なりすましのメールやSMS、電話です。同社は、身に覚えのないリンクや添付ファイルを開かないよう呼び掛けています。また、同社からパスワードやカード情報を尋ねることはないとしています。[1]物語
発表時点で、漏えい情報が広く公開された事実や不正利用された事実は確認していない、というのが同社の説明です。不審な案内が届いたときは、その案内から手続きを進めず、公式サイトのお知らせを直接確認するのが対応の基本になります。[1]物語
9月の国内景況感は横ばい、建設・製造とサービスで明暗
帝国データバンクが10月5日に公表した9月の景気動向調査では、企業の景況感を示す景気DIが44.6となり、前月と同じでした。AI・半導体関連や旅行の需要が支えたものの、仕入れ価格の高止まりや人手不足などが回復の勢いを抑えています。[2]帝国データバンク
調査は9月14~30日に行われ、1万235社が回答しました。景気DIは、企業が現在の景気をどう感じているかを数値化したものです。50が良い・悪いの分かれ目で、9月は悪い側の水準にとどまりました。[2]帝国データバンク
全体の横ばいの中でも、業界の動きは分かれています。10業界のうち建設・製造・金融の3業界が改善し、サービスなど6業界が悪化、卸売は横ばいでした。建設や製造ではデータセンターなどの需要が支えとなる一方、飲食店や教育サービスではコスト増や家計の節約志向が重荷になっています。[2]帝国データバンク
規模別では、大企業が48.7、中小企業が43.9で、いずれも前月と同じでした。この調査から読み取れるのは、好調な分野の需要が、企業全体の手応えの改善にはまだ広がり切っていないことです。中小企業の経営では、受注や売上の増減と、仕入れ・人件費を差し引いた採算を分けて見る材料になります。次回調査は11月5日13時30分に公表予定です。[2]帝国データバンク
米サービス業は拡大を維持、仕入れ価格の圧力は強まる
米供給管理協会(ISM)が10月5日に発表した9月のサービス業PMIは54.9で、8月の55.4から低下しました。企業の購買・調達担当者への調査を基にした指数で、50を上回ると活動の拡大を示します。9月は、拡大が続きながら勢いがやや弱まった結果です。[3・4]ISMワールド
仕入れ価格の指数は72.6から74.0へ上がり、2022年7月以来の高さとなりました。価格が上がったかどうかを尋ねた回答を基に、値上がりの広がりを捉える指数です。ISMは、燃料費や関税の影響、調達の制約が企業の負担になっていると説明しています。[3]ISMワールド
米国で店舗や販売・物流拠点を運営する日本企業にとっては、現地の需要と運営コストを別々に捉える材料です。受注が続いていても、輸送費が上がったり調達に時間がかかったりすれば、採算や納期に影響します。今回の発表は、こうした現地事業の環境を考えるための情報と位置付けられます。[3]ISMワールド
出典
[1]物語コーポレーション「『焼肉きんぐ』公式アプリ 会員管理システムへの第三者からの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫び」(2026年10月5日)
公式発表を読む
[2]帝国データバンク「2026年9月の景気動向調査」(2026年10月5日)
調査結果・調査方法を読む
[3]ISM「September 2026 ISM Services PMI Report」(2026年10月5日発表)
サービス業PMIの原資料を読む
[4]Reuters「US services sector cools in September, price pressures building」(2026年10月5日)
報道を読む
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