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9月貿易は5,365億円の赤字、輸入価格の上昇が負担に【10月22日朝刊】

港のコンテナ船と燃料タンクを中心に、賃金資料と風雨・高波のモチーフを独立して配した説明用イラスト

情報基準:2026年10月22日

今日押さえたいニュース

  • 9月の貿易収支は5,365億円の赤字となり、輸入は数量が減る一方、円建ての金額が増えました。
  • 厚生労働省の賃金調査では、予定を含む月額の平均改定額が1万3,926円、改定率は4.4%でした。
  • 台風30号は23〜24日に先島諸島へ接近する予想で、気象庁は沖縄地方の暴風・高波・土砂災害への厳重な警戒を呼びかけています。

9月貿易は5,365億円の赤字、輸入は数量減でも金額増

財務省が10月21日に発表した9月の貿易統計(速報)で、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5,365億円の赤字となりました。赤字は5か月連続です。輸出は前年同月比16.7%増の10兆9,723億円、輸入は18.9%増の11兆5,088億円でした。

輸出額は、半導体などの電子部品や自動車、半導体製造装置などで増えました。輸入額は原油・粗油や液化天然ガス(LNG)などで増加しています。輸出入額は、ともに9月として過去最高でした。customs.go.jp

今回の統計を読む鍵は、金額と数量を分けることです。数量指数は、輸出が前年同月比1.9%増、輸入が1.6%減でした。一方、輸入価格指数は20.8%上昇しています。輸入では、買う量が減る一方、円建てで支払う額が増えた状況が表れています。

例えば、LNGの輸入数量は前年同月比7.3%減りましたが、輸入額は39.2%増えました。燃料を海外から調達する企業にとって、量の減少だけでは価格上昇による負担を吸収し切れない状況が読み取れます。customs.go.jp

同時に公表された2026年度上半期、4〜9月の貿易収支は2兆8,184億円の赤字でした。輸出入額はいずれも前年同期を上回っており、輸出による販売額の拡大と、輸入品への支払いの増加が同時に進んでいます。customs.go.jp

輸出の伸びは海外向けの販売を捉える材料となり、輸入価格の上昇は燃料や部材の仕入れ負担を考える材料になります。企業業績や身近な商品の価格を見る際にも、販売額と調達費用の両方を押さえたい統計です。

賃金改定額は月1万3,926円、改定率は前年と同じ4.4%

厚生労働省が10月21日に公表した2026年の「賃金引上げ等の実態に関する調査」で、1人当たり月額賃金の平均改定額は、予定を含めて1万3,926円となりました。前年より325円増え、改定率は前年と同じ4.4%でした。賃上げを実施した、または予定する企業の割合は92.0%です。mhlw.go.jp

調査は常用労働者100人以上の会社組織の民営企業を対象に7〜8月に行い、1,862社の有効回答を集計しました。数値には9〜12月の予定を含みます。定期昇給やベースアップ、諸手当の改定による、残業代などを除いた「所定内賃金」の変化をまとめています。

企業規模別の改定率は、5,000人以上が4.8%、100〜299人が3.9%でした。大企業の水準が高い一方、100〜299人の改定率は前年の3.6%から上がっています。mhlw.go.jp

働く人が自分の昇給と比べたり、企業が採用・定着に向けた賃金水準を考えたりする際には、こうした規模別の違いも判断材料になります。平均額に加え、どの規模の企業で賃上げが進んでいるかを捉えられる調査です。

台風30号、23〜24日に先島諸島へ接近予想

気象庁は22日午前3時40分発表の資料で、台風30号が23〜24日に、非常に強い勢力や強い勢力で先島諸島へ接近するとの見通しを示しました。

沖縄地方では23〜24日の暴風と土砂災害、24日にかけての高波に厳重な警戒が呼びかけられています。奄美地方も24日にかけて高波に警戒が必要です。西日本と奄美地方では、23〜24日に大雨による土砂災害や浸水、河川の増水に注意・警戒が求められています。data.jma.go.jp

今回の見通しで押さえたいのは、台風の中心が近づく前から海が荒れ、離れた地域でも雨の影響が広がることです。沖縄気象台は、台風対策を風が強まる前に済ませるよう案内しています。

対象地域では、屋外の物の固定や非常用品の確認を早めに進め、最新の台風情報と自治体の避難情報を確認してください。危険な場所にいる人は、風雨で屋外が危険になる前の避難が大切です。data.jma.go.jp

出典

  1. 財務省/令和8年9月分貿易統計(速報)の概要/2026年10月21日。
  2. 財務省/令和8年9月分貿易統計(速報)/2026年10月21日。品目別輸入・貿易指数を使用。
  3. 財務省/令和8年度上半期分貿易統計(速報)の概要/2026年10月21日。対象期間は4〜9月。
  4. 厚生労働省/令和8年「賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果を公表します/2026年10月21日。
  5. 厚生労働省/令和8年賃金引上げ等の実態に関する調査の概況/2026年10月21日。調査概要、用語、企業規模別の第2表を使用。
  6. 気象庁/短期予報解説資料1/2026年10月22日03:40発表。URLは最新資料に差し替わる形式。
  7. 沖縄気象台/沖縄本島地方の台風情報・災害への備え/公開・更新日記載なし。2026年10月22日確認。一般的な備えの背景資料。
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